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リスクオン相場・リスクオフ相場【2017年3月20日(月)】

今日は注目度の高い経済指標の発表はなく、また東京市場が休場のため比較的レートの動きが緩やかに見えます。それゆえに米国債の利回りの変化や、欧州諸国(今日はドイツ)の経済指標の発表などによって僅かながら為替が動くのが繊細に見て取れました。

今回はリスクオン・リスクオフ相場について書き綴ってみます。

 

ハイベータ通貨とセーフヘイブン通貨

通貨にはそのリスクオンのときに買われる通貨と、リスクオフのときに買われる通貨の二種類があるようです。それをそれぞれ「ハイベータ通貨」「セーフヘイブン通貨」と呼ぶそうです。もちろんはっきり二分されているわけではなく、基本的には相対的な関係性で決まるもののようです。大きな分類で言えば

ハイベータ通貨:AUD,NZDなど

セーフヘイブン通貨:JPN, USDなど

すなわち基本的に世界の投資家が楽観的な見通しを持っていれば、新興国や資源国の高金利の通貨を買い、神経質になっていればその逆です(EURはどっちだろう?)。米国債利回りの上げ下げとチャートの関係を見ているとよくわかるのですが、今日で言えば16時ごろに米国債の利回りのプラスを観測し、AUDが買われていく様子が確認されます(3ヶ月FXをやってようやく気がついた)。つまり、米国債の利回りが上がるということは、投資家が国債を売ってよりハイリスクハイリターンの資産へ投資をしていることを意味します。ついでに言うとドルと円で言えばドルのほうがハイベータと言えるようなので、米国債利回りがプラスの変化を見せると、ドルが上昇するようです。

 

リスクオン相場とリスクオフ相場の動きの違い

リスクオンとリスクオフがはっきり見て取れるような通貨ペアでのチャートを見てみます。ここではAUD/JPNの1時間足を参考にします。

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山と谷が見て取れますが、もう一つ顕著な値動きが見て取れます。すなわちリスクオン相場は比較的緩やかな動きなのに対して、リスクオフ相場は明らかに早い動きを見せています。リスクのある通貨を持っている人は経済に対する悪材料が出た時点で全て手放してしまうからです。この売りが売りを引き起こして相場が下落する現象を「投売り」や「セリングクライマックス」と呼びます。上手くロスカットを組み合わせればこのような相場ではかなり利益が出せそうですね(今の含み損がなくなったら参入したいです・・・)

 

恐怖指数(VIX)

リスクオン相場とリスクオフ相場を判定する指標としてVIX(Volatility IndeX)を参考にしてみます。VIXについては以下の記事を参考にしました。

ボラティリティ・インデックス(VIX)恐怖指数を使うFXトレード - FX初心者の外為入門

 

いま見ると、去年2016年の9月をピークにVIXが低い水準で推移しているのがわかるので、それに伴ってAUD/JPNも徐々に上昇しています。しかしスキャルピングとかデイトレード向きの指標ではないような気がします。そこまで頻繁に動くわけでもないし、VIXの細かい動きと為替の細かい値動きが連動している様子も見て取れないので、あくまでもスイングトレードなどの長期売買向けの指標なのかなと思いました。VIXのピークを観測できる機会があれば、長期売買としてAUD/JPNを買うのは良い投資なのかもしれません。